実家の鍵、何本ありますか? 持ち主と合鍵の置き場所を、家族で確かめる方法
実家の鍵が何本あって、誰が持っているのか。急に聞かれると、答えにくい質問です。玄関の鍵しか思い浮かばない、という方もいらっしゃるかもしれません。
このページでは、鍵の本数と持ち主が分かっていると段取りがつきやすい場面を例に挙げたうえで、家族への聞き方と、確かめたことをメモに残す型をご紹介します。

鍵の話が出てくる、4つの場面
ここに挙げるのは、鍵のことが話に出てきそうな場面を想定した例です。実際のご相談や、特定のご家族のお話ではありません。

親御さまが入院して、着替えを取りに行く。
玄関の鍵は手元にあるものの、勝手口や物置の鍵が見当たらない。ほかに持っている人がいるのか、誰に聞けばよいのかも分からず、行く日が決められない。
郵便の確認や様子見を、近くの人に頼みたい。
渡せる鍵が1本しかなく、頼むたびに受け渡しが必要になる。頼まれた側も、預かった鍵をいつまで持っていればよいのか迷う。
親御さまが施設に移ったあと、家の片付けを始めたい。
日取りを決めようとして、鍵を持っているのが誰なのか分からず、段取りが止まる。
売る・貸すを考え始めた。
不動産会社から内見や案内の話が出たとき、鍵が何本あるのかを聞かれる。
どの場面も、本数と持ち主が分かっていれば、話が先に進みやすくなります。いま家のことを決める予定がなくても、鍵のことは確かめておくと役に立つ場合があります。
確かめることは「本数」と「持ち主」

まず、実家にある鍵を数えます。玄関のほか、勝手口、物置、門扉、郵便受け、車庫など、鍵穴のある場所を書き出してみると、思っていたより多いことに気づく場合があります。
次に、それぞれの鍵を誰が持っているかを確かめます。親御さま本人、ご自分、きょうだい、近くの親戚、管理を頼んでいる会社など。合鍵があるなら、どこに置いてあるかも一緒に聞きます。
全部をその日に確かめる必要はありません。分かったところだけで十分です。持ち主の分からない鍵が見つかっても、交換や合鍵づくりは、家をこれからどう使うかが見えてから考える順番でも構いません。防犯の面で気になるときは、鍵の専門業者に相談できます。
家族への聞き方の例

切り出しは、責める調子にならないことが大切です。「自分も知らなかった」という形にすると、話しやすくなることがあります。
- 「この前ふと思ったんだけど、実家の鍵って何本あるんだっけ?」
- 「玄関の鍵、いま誰と誰が持ってる?」
- 「自分は1本持ってるんだけど、ほかにもある?」
- 「勝手口とか物置の鍵って、どこにしまってあるの?」
先に自分の持っている本数を伝えると、相手も答えやすくなります。「分からない」という返事が返ってきたら、それも大事な情報です。「分からないことが分かった」と、そのままメモに残してください。
次にご家族と電話するとき、最初の1分で聞いてみるくらいの気軽さが、ちょうどよいと思います。
確かめたことを、メモに残す型

鍵のことは、時間がたつと「誰から聞いたのか」があいまいになります。次の形で、日付と一緒に残しておくと、次に誰かと話すときに役立ちます。
- 場所(玄関・勝手口・物置など)
- 本数
- 持ち主(誰が持っているか)
- 合鍵の置き場所
- 確かめた日と、分からなかったこと
書き方の例は、「玄関/2本/母と自分/靴箱の引き出し/10月に確認。勝手口は未確認」のようなひと続きの1行で十分です。
鍵の置き場所を書いたメモは、ご家族以外の方が見られる場所には載せないようにします。LINEやメールで送る必要もありません。
次の一歩は、1つだけ
次にご家族と話すとき、「実家の鍵って、何本あって、誰が持ってる?」と一言聞いてみます。本数と持ち主のどちらか一方が分かるだけでも、十分な一歩です。
監修:株式会社HY(横浜駅前の相続・空き家・事故物件・終活の不動産相談窓口)
代表取締役 田澤 英大(宅地建物取引士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/CFP/公認不動産コンサルティングマスター)
宅地建物取引業 神奈川県知事(1)第033168号
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